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桐朋高校卒業式の答辞

少し前のこと。
とある高校の卒業生代表による答辞が大変素晴らしいとネットで話題になりました。
卒業式で読まれた答辞が世間で話題になるとは、まさに情報社会のなせる業。
その高校とは東京都にある「桐朋高校」です。検索するとすぐに「答辞」と出ます。

冒頭を少し紹介します。

ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきは、巡り巡ってアメリカ・テキサス州のハリケーンの原因となりうるでしょうか。1972年、アメリカの気象学者エドワード・ローレンツは正確な気象予報の困難さをこのように例え、初期条件の僅かな違いが観測結果に大きな影響を与えることを示しました。ローレンツのこの問いはやがて「バタフライエフェクト」として大衆文化にも受容され「偶然に導かれた数奇な因果関係」を意味する言葉として用いられています。本日体育館の外に吹いている朗らかで少し物寂しいい風も、ともすると3年前・6年前初めてこの学校に足を踏み入れた時の肌寒く不安な風の名残なのかもしれません。

と始まります。
この答辞は、卒業生293名全員の氏名から1文字ずつとって本文に組み込んでいるとのことです。素敵ですね。ご興味があれば続きは是非検索してみてはいかがでしょうか。

裏話になりますが、取り上げてよいか桐朋高校さんに問い合わせをしました。
快く承諾いただきましたが、やはり反響があって問い合わせが多いとのことでした。

今回はネット上で話題になった答辞を紹介しましたが、インターネット情報のデマ、詐欺には十分にお気をつけください。誰もが情報発信が容易にできる反面、信憑性に欠けるという面は否めません。情報が溢れている現代、正しく上手にネットを活用しましょう。

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