日々の小さな楽しみになりますように。 そっと寄り添う存在となりますように。

謎の神社-2

柴犬とともに辿り着いた、名もなき神社への小さな冒険

ある晴れた日、相棒の柴犬と一緒に、地図にも載っていない神社を目指して山道を歩き始めました。

(※経緯はひとつ前のブログに書いています)

※この場所には鳥居が二つあります。

山道の入口にある「入口の鳥居」と、登った先、祠の前に立つ「奥の鳥居」です。

 

つづき

しばらく進むと、倒木が道を塞いでいました。

私はなんとか木をまたいで通り抜けましたが、相棒は初めての場所に興奮しつつも、どこか警戒している様子でした。

倒木を越えた拍子に、リードが枝に絡まりました。

外れた瞬間、相棒は何事もなかったように落ち葉へ突進。私はひとり、心臓だけがバクバクでした。

それでも、私たちは先へ進みます。

やがて、小さな石の標柱が現れました。

標柱にも鳥居にも、神社名も建立時期も、手がかりになる情報は何もありません。

それなのに、その地点を通った瞬間、空気がふっと変わりました。

なぜか「結界」という言葉が頭に浮かびます。

 

緩やかな登り坂の先に、「奥の鳥居」が見えてきました。

その鳥居をくぐると、祠と朽ちたベンチ。木々に囲まれた静かな空間が広がっていました。

前編でも書いたとおり、今はどれだけ調べてもこの神社の情報が出てきません。

参拝を済ませ、周囲の木々を少し整えてみると、木々の間から地元で有名な山が見えました。

鳥居や祠の一部は壊れていて、人目につかない場所にひっそりと残る姿が、どこか寂しげにも感じられます。

「この神社が綺麗になって、参拝者が増えたらいいのにな…」

そんな勝手な妄想をしながら、帰り道も倒木を越え、無事に山を下りました。

 

神社を見つけてから数日後のこと。

仕事でお世話になったお坊さんに会う機会があり、ひょんなことからこの神社の話をしました。

親身になって聞いてくださり、アドバイスもいくつかいただきました。

昔の地図帳にはないか?近所の氏神神社に聞いてみるのはどうか?
などなど

地域の歴史を調べるのは好きなので、私も「謎の神社」の情報収集を始めました。

つづく

 

 
Cha

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